奴隷さん、かく語りき

プチぼったくり被害に遭ったため、拡散用に突発的に作ったブログです。

貧乏な僕が出会い系の女の子に焼肉おごろうとしたら、プチぼったくりバーに連れて行かれた件。その3

女の子がクソ高い酒をガンガン追加注文する悪夢のような時間が終わりを告げ、お通しの冷たい水を飲み、ようやくこの異空間から解放されるわと安堵していた僕に、ついに会計伝票が渡される。

 

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手持ちのお金は2万円弱。

ギリギリ収まるか、ちょっと超えるぐらいか?

ここが普通の店ではないことは既に察していたので、どうやって大人しくこの場を収め、家に無事に帰宅することを考えていた僕の目に飛び込んで来たのは、「オペレーター×1○」という文字と、合計金額43000円超えのお会計。

 

この女、いったい何杯飲んでんだよ!酒だけで2万円分飲んでるやん!

あと、この中で正確に僕が自分が食べるために注文したのが、アセロラ風カクテルと肉料理一品のたぶん合計3000円くらいなんで、女の子がひとりで4万円分頼んでるっていう(しかも食べ物は、残しまくってる)。

滞在時間2時間弱で、合計43000円。

いやいや、これはなかなかのぼったくりですよ!

 

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もちろん、手持ちのお金で足りるはずはない。

「うーん、ちょっと足りないなあ」

女の子のほうを見ると、足りない分は自分が出しましょうか?的な素振りで財布の中を調べ始める。1000円札数枚が入ってるのが見えた。

「わたし、買い物するときはカードしか使わないから、現金殆ど持ってなくて……」

おいおい、普段カードでポンポン買い物するって。こいつ金持ちなんじゃないの?

だったら、貧乏な僕におごってもらおうとするなよ!

女の子、おとなしく事の成り行きを見守っているバーテンの兄ちゃんに向かって、

「ここってJCBのカードに対応してます?」

 

「申し訳ありませんが、その規格には対応しておりません」

本当に申し訳なさそうな顔で、そう答えるバーテンの兄ちゃん。

JCBが使えないって、おかしくない?普通、どこでも使えるでしょ?」

素で、苛立ったような顔をしながら、僕の顔を見る女の子。

「あ、じゃあ近くのコンビニかなんかでお金下ろしてきますよ」

そうなる事を予測済みだったので、うろたえるでもなくすんなりと提案する僕を見て、途端に顔を青ざめて、

「すいません!……必ず返しますから!」と謝り出す女の子。

しかし、さっきから迫真の演技だな。

そして謝罪モードもそこそこに、席から立ち上がり、

「すいませんこのあたりで、コンビニってどこにあります?」

とバーテンの兄ちゃんに尋ねる女の子。

「店を出た路地をそのまま真っ直ぐに行けばありますよ」

やっぱり穏やかな顔で、答えるバーテンの兄ちゃん。

「じゃあ僕がちょっと行って、足りない分を下ろしてきますね。それで大丈夫ですか?」

「はい、全然大丈夫です」

お手数掛けて申し訳ないという体すら漂わせるバーテンの兄ちゃん。

こういうのは、人質として女の子に待っててもらうんだろうなと、

「じゃあ、すぐ行って戻ってくるんで待っててね」と女の子に言うと

「わたし、こういうところでひとりでいるの苦手なんで一緒に行きます!」

なぜか、ついてくるという。

疑問に思いつつも、店を出ようとするとバーテンの兄ちゃんが割り込むように話し掛けてきた。

「あ、申し訳ありませんが、身分証かなんか預けていただきませんか?」

こういう事態を予測してか、不必要なものは持ってこなかった僕。

「身分証持ってきてないんですけど、キャッシュカードかなんかでいいですかね?」

「それで全然大丈夫です」

どこまでいっても物腰の柔らかいバーテンの兄ちゃんだった。

 

そうして、2人で一緒にコンビニまでお金をおろしに行き(ATMの前に行くと、女の子は「わたしはここで待ってますね」とコンビニ入り口の前で待機)、店に戻って、しっかりと43000円を払い、キャッシュカードを返してもらい、ようやくこの異空間から解放されたのだった。

「ありがとうございました」

結局、最後まで、物腰の柔らかいバーテンの兄ちゃんだった。

 

店を出るとどっと疲れが湧いてきた。

ああ、さっさと家に帰ろう。

とりあえず、ゆっくり休みたい。

無事に生きて帰れたら、それでOKだ。

 

赤坂駅まで、女の子と一緒に帰り、僕が切符を買い改札を通るのを見届けた後、女の子も何処かへと消えていった。

 

こうして、長い一日が終わった。

なお、まともに焼肉が食べれなかった分、途中下車して入ったスーパーの半額弁当コーナーにてカルビ弁当を購入。

泣きながら空腹を満たしたという。

 

おわり。

 

 

 

て、このままやられっぱなしで終わってたまるかーっ!!

家に帰り、とりあえず睡眠を取り目覚めた翌日。

さっそく、このぼったくり店について調べ始める僕。

 

2ちゃんねるの『東京のぼったくり店の手口』というスレが見付かる。

http://itest.2ch.net/test/read.cgi/sake/1431097365/l50

 

この中で書かれている赤坂、ル・フルールという店のぼったくり手口と、そのまんまなので、次にル・フルールを検索してみた。

 

このようなページが見付かった。

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 https://spacemarket.com/spaces/KV5jq5Q9-rcHue02/rooms/iZEg8rDBQ7JRBkGh

 

写真見てびっくり。

まさに昨日僕が行った店、そのまんまやん!

写真でもわかるカウンター席左から2つが、僕と女の子が座っていた場所だ。

 

気になるのが、この店が『飲食店』として紹介されているのではなく 『レンタルスペース』として紹介されていることだ。

このレンタルスペースは、商用利用も可能らしい。

では、僕が行った昨日のぼったくりバーはなんだったのだろうか?

詐欺目的にその筋の業者が借りていたということだろうか?

しかし、このレンタルスペースの利用時間は9時〜15時。

 

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僕が昨日店に入ったのは、18時を過ぎていた。

日中は、レンタルスペースとして貸し出している場所が、夜はぼったくりバー専門店になるという事だろうか。

 

2ちゃんねるを見ると、店と女の子はグルであるとの書き込みが。そう聞いて、思い返してみれば、不自然なことが多数。

ひとつずつ、振り返ってみよう。

 

1、出会い系(なお僕の場合はアダルト書き込みを排除しているYYC(運営元は現在mixiの完全子会社である株式会社ダイバーズ)で、2ちゃんねるによると他にはタップルやチャットアプリなどでターゲットを探しているようだ)で、LINE交換した相手に、焼肉をおごってほしいと提案

YYC

http://www.yyc.co.jp/af/23f2ae73/

 

2、出会う日の日程を提案

3、当日になると、待ち合わせ時間に遅刻。

なにかしら理由をつけ、他に行きたい店があると、プチぼったくり店に連れて行く。

4、男側のおごりという手前、女の子側がガンガン注文する

5、店内で女の子にLINEでリンクを送ろうとすると、「なぜかわたし、リンク開けないんです」との答え。つまり、LINEでやり取りしてる人間と直接出会う女の子は別人だということ。

 

女の子と会った翌日以降のLINE。

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ご覧の通り、話が噛み合っていない。

6、途中でトイレに行く。

一度置いて行ったスマホを取りに帰ってきて、再びトイレに。これは、店側とグルで会計の合計金額などを教えて指示を出しているのかと思われる。

7、会計時の足りない金額を下ろしに行くとき、なぜか一緒に付いてくる女の子。これは逃亡防止なのだろう。他、女の子が持っているクレジットカードが 対応してないのも不自然。

8、他にも写真と違う人が出てくるなど、細かい点はまだあるが、とりあえず大きな不審点はこの辺りだろう。

 

ここまで怪しい点がある以上、もはや詐欺というには疑いのない感じですが。。。 

 

そして、女の子が最近(僕がこの事件に巻き込まれた直後)引退した某テニスプレイヤー監修の店でバイトしているということや、色々怪しい人脈との付き合いが噂されている○腰くんのファンという事もあり、一応週刊文春さんの文春リークスに情報提供しておきました。

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このブログを見た皆様、このようなぼったくり被害 に遭う方を増やさないためにも是非、拡散してください。

また、メディアの方等の取材も喜んで受けますのでよろしくお願いします。

あと、いきなり43000円もぼられてぼくも生活苦で死にそうなので助けてくれる方いらっしゃいましたら、よろしくお願い致します。

詐欺師以外の方で。

貧乏な僕が出会い系の女の子に焼肉おごろうとしたら、プチぼったくりバーに連れて行かれた件。その2

さて、いよいよ出会い系でLINE交換した女の子と赤坂にて焼肉の当日が来ました!

この手の出会い系でありがちなのが、当日になっての女の子側のドタキャン!

念のためにと、夜勤明けの朝方にLINEで連絡を入れると昼に返信が。

 

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店に着いても満席で入れない的なトラブル防止のために、予約したほうがいいんじゃないの?と女の子に提案すると、

「私がさりげなく予約しときました!」と返ってきた。

手際の良さに感心するも、料金コースとか相談も無しに決めたのか!?と若干不安に思う。

まあ、一般的な焼肉店なら高くても1万円以内には収まるだろう。念のためにと2万円弱と一部のカードだけ、財布に入れて赤坂へと出発する僕。

 

数度の乗り換えを経て、赤坂駅に到着。

かなり余裕を持って家を出たつもりが、ちょうどいいくらいの時間になっていた。

早速、女の子に報告のLINEをすると。。。

 

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なんと!「バイト先に忘れ物をしたので遅れます」と女の子から返信が!

おいおい雲行きが怪しくなってきたぞ!

まさか、ここまで来てドタキャン!?と思ったが、そうではなく現地にはちゃんと来るようだ。

 

なお、指定された焼肉店は赤坂駅5番出口の先という事もあり、5番改札の前で待っていた僕。

 

約束の時間から30分が過ぎた頃、女の子からLINE。

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1番出口に来いとのこと。

焼肉店に近いのは5番出口じゃないのかよ、おかしくね?と思いつつ、1番出口から外へ。

 

スマホと睨めっこしながら、それらしき女の子を探す僕。

 なんか緑髪の挙動不審の女の子がいるが、出会い系のプロフ画像は川栄似の笑顔の女の子だったぞ、まさかこいつじゃねーだろとその辺を出口付近をウロウロしていた僕だったが、緑髪の子が「あのー」と話し掛けてきた。

 

なにー!!やっぱり、こいつなんかー!!と若干ショックを受けつつ

「あ、LINEでやり取りしてた○○○さんですか?」

「そうです」と挨拶を交わす僕たち。

女の子は、派手な緑髪を後ろに結び、ちょっとガタイいい感じながらダンサー風の格好。胸はかなりでかく、Tシャツからブラが透ける感じの目のやり場に困る服装だった。(たぶん見えてもいいタイプのブラなんだろうけど)

顔というかメイクの雰囲気が韓国アイドル風で、喋った感じも日本人かどうか判別がつかない感じだった。少なくともブスではなかった。個人的な好みの顔とは違ったけど。

 

気を取り直し、

「じゃあ、さっそく焼肉……」ーーに行こうと言い掛けたところで、女の子が申し訳なさそうに口を開く。

 

「あのー焼肉なんですけど、私が時間遅れたせいで店に入れといた予約がダメになったみたいで」

 

ズコーー!!

と頭の中で転けそうになる僕だった。

「じゃあ、なんか適当にべつの店行きましょうよ」と僕が提案すると

「あ、じゃあ私、友達に紹介された店で行ってみたいとこがあるんですけど、いいですか?(焼肉店と)同じような感じのところなんですけど」

「いいですよ」

何の疑問もなく快諾する僕。

冷静に考えれば、この時点で怪しさ満点の状況なのだが、なにせ当時の僕は夜勤明けで、仮眠も取らずに家から2時間以上掛けて赤坂まで来た事もあり、頭が完全にボーッとしていた。まともに何も食べておらず、お腹が空いていた。

料金的には同じくらいっぽいし、女の子の行きたい店にとっとと行って、休みたい!そのような心持ちだったのだ。

 

「じゃあ行きましょう」

駅から歩いて5分ほど、飲食店が立ち並ぶ中に挟まれた無骨な外観のビルまで案内される。

居酒屋的な、もっと開けた感じの店を想像していただけに不安になるが、

「ここですよ」と女の子が看板らしきものを示す。

なんかの肉料理の写真に「特別サービス!1品500円!」と書いてあり、なるほど確かに庶民的な店なのかもしれないと思った。

エレベーターに乗り、4階まで上がり、先ほどビル前にあった看板と同じ肉料理1品500円の貼り紙がしてある扉を開くと……

 

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そこは、バーだった。

「いらっしゃいませ。カウンター左側の席にお座りください」

やけに物腰の柔らかい、ギャル男風の若い兄ちゃんのバーテンに席を案内される。

僕たちが店に入ったときには、既に先客がいて、5、60代くらいの眼鏡の落ち着いた感じのおじさんが若いおねーちゃんと一緒に酒を飲んでいた。

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 焼肉屋とは、まるで方向性が違うやん!

僕、酒も全然飲まないのにこんな店来ても楽しめないぞ……と、内心テンションがダダ下がりつつも、まあこういうのもたまにはいいではないかと自分を納得させる。

「じゃあ、まずは乾杯といきましょう」

バーテンの兄ちゃんから差し出されたメニューを開くと、そこには

 

○○○○○ーーーーー1380

○**○*ーーーーー1680

**○*○ーーーーー1880

 

のように、1000円越えの商品が延々と並んでいるのが目に入り、

 

あ、これ、あかんやつや

 

と察した。

こういうオサレなバーの価格設定が高いのはなんとなく理解していたが、それにしてもこれは高いだろう。

「お酒飲めないんでしたっけ?」

「うん」

コーラでもないかと探すが、見事にアルコールが入った飲み物しか見当たらない。

「ワインとかどう?」と、女の子が勧めてくるが、1700円だの1800円だの価格を見てウンザリする。

正直どれもいらねーよと、メニューを見る目を泳がせていたら女の子が、

「じゃあ、お酒が弱くても飲めるようなのを作ってもらいましょう!それでいいですよね?」と注文。

「なにか食べるものも注文しましょうよ。じゃあわたしは、○○○のスパゲッティ。あなたは?」

高いのでどれも頼みたくはないが、お腹が膨れそうな肉料理を注文する。

 

そういえば、外の看板や店扉の貼り紙には、500円の肉料理があるみたいに書いてあったが、メニューのどこを見てもなかった。

むしろ、ポッキー780円のインパクトに戦慄していた。

 

焼肉3000円コースのはずが、どうしてこうなったんや……一応トラブルに備えて多めに持って来たからよかったが、せいぜい10000円程度の会計で済むように抑えよう……もはや食欲すら無くなりつつあった状態でそんなことを考えていたら、注文していた酒が出て来て乾杯。

女の子のグラスは異様に小さかった。

僕のグラスは、さすがに女の子の3倍くらいの量はあるみたいだが、冷たい氷が入ったそれはアルコール分はほとんど感じずアセロラドリンクみたいな味がそれまでの疲れを癒すのだった。

 

「わたし、○腰好きなんですよ!」

「え、あの手○くん?」

「イッ○Qとかも見てるし、NE○Sのコンサートとかも何度も行きましたよ!」

 

なんでクッソ高い金だしてまで、手○の話を聞かなきゃならんねん!とゲンナリしたが、

「彼は男気があって良いよね!男から見ても、良い友人になれると思うよ」などと、適当にヨイショしておくのだった。

 

しかし、こんなところにまで名前が登場する手○くん。なにか、このプチぼったくりバーと繋がりがあるんじゃないかと女の子に「手○くんに直接会ったことはあるの?」と聞いたら、コンサートに行ったりするぐらいで繋がりはないとのことでした。

 

女の子が注文したはずのスパゲッティが登場する。

皿を女の子の近くに持っていこうとすると、

「え、それわたし頼んでないですよ。食べちゃってください」

僕は肉料理一品しか頼んでないはずだが……

わざわざ小分け用の小皿まで用意してくれたというのに、スパゲッティをひとりで平らげる。(なお、ファミレスで出てくる分量の3分の1くらいしかない)

 

「オペレーター、もう一杯ください」

お酒のお代わりを注文する女の子。

これ、どうせ飲み放題的なあれじゃなくて一杯ごとに金取るんだろうな……

オペレーターって、1680円くらいしたぞ……

と、はやくこの時間終われ!ともはや青ざめた顔で神に祈り始める僕。

 

衰弱していく僕に構わず、コンスタントに酒や食べ物を追加注文していく女の子。

 

「わたしカフェでバイトしてるって言いましたよね? ここなんですよ」と食べログのとあるページを見せてくる。

自分のスマホでも検索してみたら、なんとつい先頃引退発表したばかりの某テニスプレイヤーが監修の店だった。

「よかったら、今度食べに来てくださいね!」

ハム子の店も、このプチぼったくりバーと繋がりがあるのだろうか。。

 

「小説書いてるんですよね!」

「うん、最近は書いてないけどね。あ、LINEのページに適当な小説送信しようか?」と聞くと、なぜか

「あ、わたしリンク開けないんですよ。どうやって検索すれば出て来ますか?と、しきりに検索ワードを聞きたがる。女の子にオススメの短編を紹介しようとしたが、検索で出てこないので仕方なく検索一発で登場する僕のサイト (http://30.xmbs.jp/ch.php?ID=erofamiz&c_num=125960)を紹介すると、律義にしばらく読んでくれていた。

この女の子自体は、それほど悪い子じゃないのかもしれない。

 

「さっき注文したオペレーター、来ないんだけどまだ!?」

もう既にお酒、10杯分くらい飲んでるし、頼んだ食べ物ほとんど手を付けずに残してるけど、それほど悪い子じゃないのかも、しれない。。。

 

「わたし、20時には赤坂駅を出ないとダメなんです。あと1品くらい注文して、それで終わりにしましょうか」

やった助かった!これで追加注文地獄から解放される!

なお、この時点で既に僕は手持ちの金が足りないときの行動パターンを頭の中でシミュレーションしていた。

「トイレ行って来ますね」

女の子が席を立って、トイレに向かうが、一旦引き返して席に置いていったスマホを持って再びトイレに行った。

こんなん別に覗き見しないのに、とその時は思ったのものだがどうやら別の目的があったらしい。

 

女の子が戻ってくる。

「じゃあ最後にデザートにしましょう。なにか食べます?」

「いや、もう僕はお腹いっぱいだから大丈夫」

「じゃあ、わたしだけ注文しますね」

 

しばらくしてから、バーテンの兄ちゃん

「申し訳ありませんが、デザートのほう、在庫切らしていましてティラミスならあるんですが、それでよろしいでしょうか?」

「じゃあ、それでお願いします。あ、オペレーターもう一杯ください」

 

そうして、少しした後少量のケーキが到着。

女の子がケーキを食べるのを見届けると、ようやく、お通しとなり、冷えた水を飲み(最初のアセロラ風カクテル?みたいのでしか水分摂取してなかったため、喉が渇いていたので、これは正直嬉しい)、温かいおしぼりで手を拭き、ついに……

 

「お会計、お願いします」

女の子の声に、伝票を差し出すバーテンの兄ちゃん。

そこに書いてあった金額は。。。

 

その3に、続く。

 

 

貧乏な僕が出会い系の女の子に焼肉おごろうとしたら、プチぼったくりバーに連れて行かれた件。 その1

こんにちわ皆さん!

ネットでくだらない小説を公開したり、その小説が書籍化詐欺に引っかかって地方市議とバトルしたり、そのバトルの後遺症で廃人になったり、親の介護でノイローゼになったり、ブラックなお仕事でサービス残業してたりと、毎日ギリギリで生きてる奴隷Xという者です!

 

今回は、タイトル通りプチぼったくりバーの被害に遭い、このままじゃ首つんなきゃなんねーぞ!という危機的状況に陥ったため、怒りのブログ投稿です!

 

今回の事件、なんと引退したばかりの某テニスプレイヤーの名前やあのお騒がせジ○ニーズアイドルの名前も登場するなど、業界の闇を感じる展開になっていくので、皆様注目ですよ!

 

さて、本題に突入です。

遊び半分で登録していた、某ワイワイした感じの出会い系アプリ。

このアプリには、毎日日替わりで初回メールポイント消費無しの無料で送信できる女の子を3人紹介してくれるコーナーがあるんですが、その中に『LINE交換OKです!』って、プロフに書いてる子がいたのです。

 

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ま、無料ならと業者が出てくるのを覚悟しつつ、試しに僕のLINE IDを送ってみたんです。

そうしたら。。。

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  ん?

業者のテンプレ対応とは違って、なんか素人くさいぞ!もしかしたら、本当に一般の子なのかな?

 

そう思いつつ、LINEのやり取りを続け4日目。

 

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女の子が行ってみたいという、焼肉店の食べログページを提示してきました。

あー、これは最近流行りのパパ活目的なんだなと理解。

僕の男気に惚れたんじゃないのかよと、少々がっかりするも、食べログのリンク先を見ると料金設定は3000円〜5000円コースの、これなら貧乏な僕の財布にも優しいレベル。

若くてかわいい女の子と一緒に焼肉食べられるなら、経験としても面白いんじゃないかなと思い、快く「おごりますよ!」とLINEを返す僕。

 

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しかし、この時点ではまさかぼったくりバーに連れていかれるとは思いませんでした。

文章なんか、いかにも普通の女の子っぽいでしょう?

伊達に被害者が頻出してるだけはあるテクニックを感じられます。

 

で、約束当日。

僕は、かなーりハードな肉体労働系の夜勤仕事をしてるんですが、仕事終わったときには意識朦朧。帰りの電車内では昏睡して乗り過ごすような状態。天気も悪い。約束の場所、赤坂は僕の住んでる場所からは遠いんで正直行くのが面倒に。

 

なので、約束のキャンセルと一週間後への延期を提案。

これで女の子が怒って、関係切れても別にいいかなー程度の気持ちで。つうか、出不精なうえ、少ない休日もほぼ寝てるだけのような状況だったんで、電車で数時間先のとこまで行くのがマジで億劫だったんです。お金もあんまないし。

ところが。。。

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延期の提案を快く了承して、こちらの体調を心配して、気遣ってくれる女の子。

これじゃあ、約束をキャンセルするわけにはいかないよなあ。

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こんな感じで、気遣いつつも頻繁に連絡くれるんで、「この子、そんなに焼肉楽しみにしてるのか!」と、こちらも変な使命感が生まれてしまう。(今思えば、これも巧妙な罠なのだが)

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約束の日を1日間違える女の子。

この時点で、若干の怪しさが垣間見られるのだが、まだまだ能天気な僕は「この子、天然なんやなあ」と思っていた。

 

そして、ついに約束当日!

予想より困窮状態だったり、 夜勤仕事明けだったりと面倒な気持ちと、見知らぬ若い女の子との出会いにワクワクする気持ちが入り混じる中、約束の地、赤坂へと向かうのでした。

 

その2に続く。