奴隷さん、かく語りき

プチぼったくり被害に遭ったため、拡散用に突発的に作ったブログです。

貧乏な僕が出会い系の女の子に焼肉おごろうとしたら、プチぼったくりバーに連れて行かれた件。その2

さて、いよいよ出会い系でLINE交換した女の子と赤坂にて焼肉の当日が来ました!

この手の出会い系でありがちなのが、当日になっての女の子側のドタキャン!

念のためにと、夜勤明けの朝方にLINEで連絡を入れると昼に返信が。

 

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店に着いても満席で入れない的なトラブル防止のために、予約したほうがいいんじゃないの?と女の子に提案すると、

「私がさりげなく予約しときました!」と返ってきた。

手際の良さに感心するも、料金コースとか相談も無しに決めたのか!?と若干不安に思う。

まあ、一般的な焼肉店なら高くても1万円以内には収まるだろう。念のためにと2万円弱と一部のカードだけ、財布に入れて赤坂へと出発する僕。

 

数度の乗り換えを経て、赤坂駅に到着。

かなり余裕を持って家を出たつもりが、ちょうどいいくらいの時間になっていた。

早速、女の子に報告のLINEをすると。。。

 

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なんと!「バイト先に忘れ物をしたので遅れます」と女の子から返信が!

おいおい雲行きが怪しくなってきたぞ!

まさか、ここまで来てドタキャン!?と思ったが、そうではなく現地にはちゃんと来るようだ。

 

なお、指定された焼肉店は赤坂駅5番出口の先という事もあり、5番改札の前で待っていた僕。

 

約束の時間から30分が過ぎた頃、女の子からLINE。

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1番出口に来いとのこと。

焼肉店に近いのは5番出口じゃないのかよ、おかしくね?と思いつつ、1番出口から外へ。

 

スマホと睨めっこしながら、それらしき女の子を探す僕。

 なんか緑髪の挙動不審の女の子がいるが、出会い系のプロフ画像は川栄似の笑顔の女の子だったぞ、まさかこいつじゃねーだろとその辺を出口付近をウロウロしていた僕だったが、緑髪の子が「あのー」と話し掛けてきた。

 

なにー!!やっぱり、こいつなんかー!!と若干ショックを受けつつ

「あ、LINEでやり取りしてた○○○さんですか?」

「そうです」と挨拶を交わす僕たち。

女の子は、派手な緑髪を後ろに結び、ちょっとガタイいい感じながらダンサー風の格好。胸はかなりでかく、Tシャツからブラが透ける感じの目のやり場に困る服装だった。(たぶん見えてもいいタイプのブラなんだろうけど)

顔というかメイクの雰囲気が韓国アイドル風で、喋った感じも日本人かどうか判別がつかない感じだった。少なくともブスではなかった。個人的な好みの顔とは違ったけど。

 

気を取り直し、

「じゃあ、さっそく焼肉……」ーーに行こうと言い掛けたところで、女の子が申し訳なさそうに口を開く。

 

「あのー焼肉なんですけど、私が時間遅れたせいで店に入れといた予約がダメになったみたいで」

 

ズコーー!!

と頭の中で転けそうになる僕だった。

「じゃあ、なんか適当にべつの店行きましょうよ」と僕が提案すると

「あ、じゃあ私、友達に紹介された店で行ってみたいとこがあるんですけど、いいですか?(焼肉店と)同じような感じのところなんですけど」

「いいですよ」

何の疑問もなく快諾する僕。

冷静に考えれば、この時点で怪しさ満点の状況なのだが、なにせ当時の僕は夜勤明けで、仮眠も取らずに家から2時間以上掛けて赤坂まで来た事もあり、頭が完全にボーッとしていた。まともに何も食べておらず、お腹が空いていた。

料金的には同じくらいっぽいし、女の子の行きたい店にとっとと行って、休みたい!そのような心持ちだったのだ。

 

「じゃあ行きましょう」

駅から歩いて5分ほど、飲食店が立ち並ぶ中に挟まれた無骨な外観のビルまで案内される。

居酒屋的な、もっと開けた感じの店を想像していただけに不安になるが、

「ここですよ」と女の子が看板らしきものを示す。

なんかの肉料理の写真に「特別サービス!1品500円!」と書いてあり、なるほど確かに庶民的な店なのかもしれないと思った。

エレベーターに乗り、4階まで上がり、先ほどビル前にあった看板と同じ肉料理1品500円の貼り紙がしてある扉を開くと……

 

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そこは、バーだった。

「いらっしゃいませ。カウンター左側の席にお座りください」

やけに物腰の柔らかい、ギャル男風の若い兄ちゃんのバーテンに席を案内される。

僕たちが店に入ったときには、既に先客がいて、5、60代くらいの眼鏡の落ち着いた感じのおじさんが若いおねーちゃんと一緒に酒を飲んでいた。

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 焼肉屋とは、まるで方向性が違うやん!

僕、酒も全然飲まないのにこんな店来ても楽しめないぞ……と、内心テンションがダダ下がりつつも、まあこういうのもたまにはいいではないかと自分を納得させる。

「じゃあ、まずは乾杯といきましょう」

バーテンの兄ちゃんから差し出されたメニューを開くと、そこには

 

○○○○○ーーーーー1380

○**○*ーーーーー1680

**○*○ーーーーー1880

 

のように、1000円越えの商品が延々と並んでいるのが目に入り、

 

あ、これ、あかんやつや

 

と察した。

こういうオサレなバーの価格設定が高いのはなんとなく理解していたが、それにしてもこれは高いだろう。

「お酒飲めないんでしたっけ?」

「うん」

コーラでもないかと探すが、見事にアルコールが入った飲み物しか見当たらない。

「ワインとかどう?」と、女の子が勧めてくるが、1700円だの1800円だの価格を見てウンザリする。

正直どれもいらねーよと、メニューを見る目を泳がせていたら女の子が、

「じゃあ、お酒が弱くても飲めるようなのを作ってもらいましょう!それでいいですよね?」と注文。

「なにか食べるものも注文しましょうよ。じゃあわたしは、○○○のスパゲッティ。あなたは?」

高いのでどれも頼みたくはないが、お腹が膨れそうな肉料理を注文する。

 

そういえば、外の看板や店扉の貼り紙には、500円の肉料理があるみたいに書いてあったが、メニューのどこを見てもなかった。

むしろ、ポッキー780円のインパクトに戦慄していた。

 

焼肉3000円コースのはずが、どうしてこうなったんや……一応トラブルに備えて多めに持って来たからよかったが、せいぜい10000円程度の会計で済むように抑えよう……もはや食欲すら無くなりつつあった状態でそんなことを考えていたら、注文していた酒が出て来て乾杯。

女の子のグラスは異様に小さかった。

僕のグラスは、さすがに女の子の3倍くらいの量はあるみたいだが、冷たい氷が入ったそれはアルコール分はほとんど感じずアセロラドリンクみたいな味がそれまでの疲れを癒すのだった。

 

「わたし、○腰好きなんですよ!」

「え、あの手○くん?」

「イッ○Qとかも見てるし、NE○Sのコンサートとかも何度も行きましたよ!」

 

なんでクッソ高い金だしてまで、手○の話を聞かなきゃならんねん!とゲンナリしたが、

「彼は男気があって良いよね!男から見ても、良い友人になれると思うよ」などと、適当にヨイショしておくのだった。

 

しかし、こんなところにまで名前が登場する手○くん。なにか、このプチぼったくりバーと繋がりがあるんじゃないかと女の子に「手○くんに直接会ったことはあるの?」と聞いたら、コンサートに行ったりするぐらいで繋がりはないとのことでした。

 

女の子が注文したはずのスパゲッティが登場する。

皿を女の子の近くに持っていこうとすると、

「え、それわたし頼んでないですよ。食べちゃってください」

僕は肉料理一品しか頼んでないはずだが……

わざわざ小分け用の小皿まで用意してくれたというのに、スパゲッティをひとりで平らげる。(なお、ファミレスで出てくる分量の3分の1くらいしかない)

 

「オペレーター、もう一杯ください」

お酒のお代わりを注文する女の子。

これ、どうせ飲み放題的なあれじゃなくて一杯ごとに金取るんだろうな……

オペレーターって、1680円くらいしたぞ……

と、はやくこの時間終われ!ともはや青ざめた顔で神に祈り始める僕。

 

衰弱していく僕に構わず、コンスタントに酒や食べ物を追加注文していく女の子。

 

「わたしカフェでバイトしてるって言いましたよね? ここなんですよ」と食べログのとあるページを見せてくる。

自分のスマホでも検索してみたら、なんとつい先頃引退発表したばかりの某テニスプレイヤーが監修の店だった。

「よかったら、今度食べに来てくださいね!」

ハム子の店も、このプチぼったくりバーと繋がりがあるのだろうか。。

 

「小説書いてるんですよね!」

「うん、最近は書いてないけどね。あ、LINEのページに適当な小説送信しようか?」と聞くと、なぜか

「あ、わたしリンク開けないんですよ。どうやって検索すれば出て来ますか?と、しきりに検索ワードを聞きたがる。女の子にオススメの短編を紹介しようとしたが、検索で出てこないので仕方なく検索一発で登場する僕のサイト (http://30.xmbs.jp/ch.php?ID=erofamiz&c_num=125960)を紹介すると、律義にしばらく読んでくれていた。

この女の子自体は、それほど悪い子じゃないのかもしれない。

 

「さっき注文したオペレーター、来ないんだけどまだ!?」

もう既にお酒、10杯分くらい飲んでるし、頼んだ食べ物ほとんど手を付けずに残してるけど、それほど悪い子じゃないのかも、しれない。。。

 

「わたし、20時には赤坂駅を出ないとダメなんです。あと1品くらい注文して、それで終わりにしましょうか」

やった助かった!これで追加注文地獄から解放される!

なお、この時点で既に僕は手持ちの金が足りないときの行動パターンを頭の中でシミュレーションしていた。

「トイレ行って来ますね」

女の子が席を立って、トイレに向かうが、一旦引き返して席に置いていったスマホを持って再びトイレに行った。

こんなん別に覗き見しないのに、とその時は思ったのものだがどうやら別の目的があったらしい。

 

女の子が戻ってくる。

「じゃあ最後にデザートにしましょう。なにか食べます?」

「いや、もう僕はお腹いっぱいだから大丈夫」

「じゃあ、わたしだけ注文しますね」

 

しばらくしてから、バーテンの兄ちゃん

「申し訳ありませんが、デザートのほう、在庫切らしていましてティラミスならあるんですが、それでよろしいでしょうか?」

「じゃあ、それでお願いします。あ、オペレーターもう一杯ください」

 

そうして、少しした後少量のケーキが到着。

女の子がケーキを食べるのを見届けると、ようやく、お通しとなり、冷えた水を飲み(最初のアセロラ風カクテル?みたいのでしか水分摂取してなかったため、喉が渇いていたので、これは正直嬉しい)、温かいおしぼりで手を拭き、ついに……

 

「お会計、お願いします」

女の子の声に、伝票を差し出すバーテンの兄ちゃん。

そこに書いてあった金額は。。。

 

その3に、続く。